ストーリー

#1-1 “噂”

古い屋敷の噂が流れていた頃...。 ”最高の人材”と呼ばれる科学者たちが一人...二人...と姿を消して行方不明になっていた。彼らの行方を誰も知る由もない。 だが、私は彼らの行方を知っている。 なぜなら、人類の”永遠に滅びない命”を実現するために、私が彼らを集めたからだ。 皆、私のことを「狂人」と呼んだが、”最高の科学者”である彼らは、私が計画していることが正しいことにすぐに気がついた。 私を狂人扱いした人たちの顔を、よく覚えておこう。これから必死に頭を下げてお願いすることになるのだから...。

#1-2 4月1日 研究記録

私は遺伝子工学を専攻した科学者で、この研究日誌に今後のことを記録したい。 もしも私に何か起こった時は、この研究日誌が世間に知られることを願う。

私を含む何人かの科学者たちが、ある実験室に集まった。 我々をここに集めた彼の正体は、まだ誰なのか分からない。 恐らくここに来た人々は皆、彼の言葉を信じてこの実験に参加したのだろう。 人類に”永遠に滅びない命”があるなんて...ありえない話だが、今の私はこの話を信じる以外なかった。 絶対にこの実験を成功させて、子供を守らなければならない。 人は我々を狂っていると言うだろうが、私は私の子供を守るためなら何でもする。

#2-1 失敗は成功のもと

天才と呼ばれる彼らも、今回の実験に失敗するということは、それほど難しい実験だったということです。 失敗が何度も続き、諦めかけたその時...実験成功の唯一の糸口となる”材料”を見つけ出しました。 しかし、まだ完璧な成功の答えを見つけた訳ではありません。実験をし続けるためには、実験”材料”を継続的に供給する”ある施設”を建てなければなりませんでした...。

#2-2 2月9日研究記録

毎日行われてきたこの恐ろしい実験に、ついに終わりが見えてきた。 もし、我々がたどり着いた答えがこの実験の成功なら、やっとこの地獄のような実験室から脱出することができる。 そして、私の愛する子供に”永遠に滅びない命”を与える日はそんなに遠くないようだ。 しかし、これから難しい選択をしなければならない。 今回の実験に欠かせないのは...”子供たち”だった。 新しく建てた、ある施設から子供たちを連れてくると言った。 実験に子供たちを利用しなければならないなんて... 果たして残忍で恐ろしいこの実験は正しいのだろうか。

#3-1 永遠に滅びない命

私たちは、人類史に残る偉大な発見を目前にしています。 最高の科学者たちが、今日を夢見て、昼夜を問わず実験を行いました。 人類史に残るこの偉大な発見...とても楽しみです。 その前に、この実験の材料を取りに行きましょう。 彼らがいう”サバイバー”と呼ばれる子供たちのことです。 ですがここ最近、子供たちが実験室がある古い屋敷から逃げようとしたそうです。 しかし、彼らが作り出した”チェイサー”であるグラニーから逃げるのは簡単ではないでしょう。

#3-2 1月21日研究記録

我々は、実験室近くの施設で育った子供たちを材料に何度も実験をした。 実験を繰り返すほど、我々は成功に近づき、その分、多くの犠牲を払った。

私は、実験中に子供たちが苦しまないように、彼らの記憶を全て消した。 そして我々は、実験で生き残った子供たちを”サバイバー”と呼んだ。 明日、最後の実験を行う。 逃げるなら、これが最後のチャンスかもしれない。 果たして”サバイバー”は、あの恐ろしいチェイサーたちを避けてこの屋敷を脱出することができるだろうか。

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